コロナ禍を乗り越え、住民活動を取り戻すことに尽力しました
復興公営住宅内のコミュニティ再生支援について、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、閉鎖が続く復興公営住宅集会所だけに頼らない形で住民活動を再起動することに注力しました。街の中心に残った神社を活動の場として住民サロン「八幡さまでお話し会」を開催したり、町の無料バス「モアイバス」を活用した外出活動等を通じて交流が途切れないように支援しました。さらに活動が止まってしまっている住民サロンの代表者等を対話を重ねて、無理のない形で活動を再開できるようにするための伴走支援を行いました。対話の1つの手段として、震災前の志津川市街地を現在の志津川市街地を重ねてみることができるA3版の地図「志津川なつかしマップ」を制作、好評をいただきました。
震災復興祈念公園の管理運営については、2020年度に生まれたネットワーク「さんサンポートプロジェクト」の会合を定期開催し、どういう活動を公園内で起こしていくか、植栽等の管理を行政と住民(団体)が協働でどう進めていけばいいのか、丁寧な議論を重ねました。コロナ禍の影響で2021年度中は準備期間となりましたが、植栽管理の年間スケジュールを考えたり、それぞれの活動を誰が中心に進めていくかといったことを検討し、2022年度の本格的な住民活動の展開につなげることができました。
これらの活動を展開する中で、それぞれの活動に多くの住民が参加する枠組みが生まれ、復興みなさん会が中心的に動かなくても、それぞれの活動が自律的に展開できるめどをつけることができ、ミッション達成による法人解散という判断をすることとなりました。
一般社団法人復興みなさん会 活動報告書 2021年度(PDF 15MB)
2022年度(PDF 17MB)
同 会計報告書類 2021年度(PDF 550KB)
2022年度(PDF 278KB)